5月26日、成田空港から、日本航空にてイタリアの首都ローマへ。 大学時代に行った初めての海外旅行以来、実に15年ぶりのローマだ。
15年前に初めてローマを訪れた際は、テルミニ駅前をはじめ、いたる所に、 ダンボールや新聞紙をかざして注意をそらし、 その隙にスリを働こうという輩がうようよしていた。 母親と娘、少年、少女・・・。 年齢、性別を問わず、あらゆる人達があからさまにスリ行為を働いていた。 彼ら、彼女らの行動を観察していると、実に単純で、それはそれで面白かったのだが、 今回再びローマを訪れた際は、それらの輩を目にすることはなかった。 おそらく、さすがにスリ達も巧妙になり、 もっと巧みなやり方で分からない様に行動しているのだろう。 30分〜1時間はならんだ。 15年前は、どこに入るのにも全くならぶことなど無かった。 明らかに、この15年間で観光客が激増している。 日本人の観光客はそれほど増えている様には思えず、 欧米人と中国人の観光客の増加が目立つ。 EU統合により、ヨーロッパの国境が実質的に無くなったことと、 中国の急速な経済発達の影響がはっきりと現れている。 スペイン階段に緑の鉢植えを一面敷き詰めたのも、 激増する観光客がみな階段に座り込んで、景観を壊してしまうのを防ぐ対策なのだろう。 しかし、それがかえってスペイン階段を味気ないもいのにしてしまっている。 正直、イタリアの都会は観光客が多すぎる。 魅力多きイタリア。 その魅力に魅せられて、世界中から観光客が集まってくるのだろうが、 その観光客の多さには少々うんざりしてしまう。 イタリアの真の魅力を満喫する為にも、次は田舎を旅しよう・・・。 |