新婚旅行でスペインに行く。
今まで一度もツアー旅行をした事がなかったが、新婚旅行という事もありツアーで行く事にし た。
英国航空にて、ロンドン経由でマドリッドに入る。
| | スペイン広場、プラド美術館、アルカラ門、オリエンテ広場、王宮、マヨール広場と見て廻る。
左の写真が、スペイン広場の『セルバンテス像』 台座には、ドンキホーテとサンチョ・パンサの姿がある。 下の写真が、『マヨール広場』 周囲を見事な建物で囲まれた小さな広場で、今でこそ賑やかで下町情緒が漂う広場だが、当時は王室の儀式や競技会、見世物の場として使われ、周りの建物のバルコニーから拷問や処刑の様子を観覧していたという。 左下の写真が、王宮前の『アルメニア広場』、 右一番下の写真が、『王宮』だ。
|
|
| |
| | 午後は『トレド』へ。トレドはタホ川に囲まれた高台にそびえる街で、ローマ時代から要塞の地として栄えた。また、巨匠エル・グレコが創作活動に励んだ地としても知られている。タホ川と城壁に囲まれた街は、細い路地が複雑に入り組んでおり、中世のスペインそのままの世界だ。 サント・トメ教会、カテドラルと見て廻るが、カテドラルは非常に広く、その装厳な造りと天井や祭壇の独特なデザイン、極彩色は感動もの。スペイン独自の非常に変わった造りだった。
|
|
| |
| | スペインの新幹線AVEで、コルドバに移動。
コルドバでは、ユダヤ人街、メスキータと廻り、花の小路を散策する。
メスキータは、イスラム教の巨大モスクの中央部を壊して、ゴシック様式のカテドラルに改造した建物で、イスラム教とキリスト教が融合した独特で不思議な建物だ。 また、薄暗い中に馬蹄形のアーチが建ち並ぶ様子は非常に幻想的だ。
ユダヤ人街は、白い壁の住宅が建ち並び、迷路のような小路が入り組んでいる。 写真は、とりわけ美しいとされる『花の小路』
|
|
| |
セビリア
バスにてセビリアに移動。 ヌエバ広場、市庁舎、黄金の塔、マエストランサ闘牛場、イザベル2世橋と散策したあと、 タブラオ『エル・パティオ・セビリャ−ノ』に行ってフラメンコを見る。 フラメンコ・ショーは非常にリズミカルでかなりの迫力だった。 |
| | |
| |
| | スペイン広場、カテドラルと廻ったあと、旧ユダヤ人街のサンタ・クルスを散策する。 カテドラルは、スペインで最大、世界でも3番目というだけあって非常に大きく、そのスケールには圧倒された。 また、中にはコロンブスの墓もある。 カテドラルの一角にあるヒラルダの塔に登ると、セビリアの街を一望することが出来た。 午後、バスにてグラナダへ向かう。 車窓からは、延々と続くオリーブ畑。 スペインの広さを実感。 グラナダに着くと、夜サン・ニコラス展望台に、アルハンブラ宮殿の夜景を見に行く。 なかなか幻想的な眺めだった。
|
|
| |
| |
まずはアルハンブラ宮殿へ。イスラム王朝の最高傑作で、「地上の楽園」とも形容される『アルハンブラ宮殿』。宮殿の内部は、装飾、彫刻が実に見事。特に、二姉妹の間の蜂の巣状の天井ドームとそれを取り巻く鍾乳石飾りは、アルハンブラ宮殿の中でも最高のものと評されている。アルハンブラ宮殿のあと、ヘネラリフェ庭園を見てから、グラナダ最古のアラブ人街であるアルバイシン地区を散策し、サン・ニコラス展望台まで行く。昨日来たときとは違い、シエラ・ネバダ山をバックにした昼間のアルハンブラ宮殿を眺める。 左上の写真が『天神花のパティオ』、上の写真が『獅子のパティオ』、左の写真が『二姉妹の間の天井』、左下の写真が『アルハンブラ宮殿から見たアルバイシン地区』、下の写真が『サン・ニコラス展望台から見たアルハンブラ宮殿』
|
|
| |
| |
| | グラナダからバスにて移動。 途中、白い町で有名な『ミハス』に立ち寄り、 地中海のコスタ・デル・ソルの街、『トレモリノス』へ向かう。
|
|
| |
| |
トレモリノスからマラガに移動し、イベリア航空にてバルセロナへ。
バルセロナに着くと、まず『グエル公園』に行く。多彩色破砕タイルのモザイクを多用した曲線構成が幻想的で、メルヘンチックな公園だ。
グエル公園のあと、バルセロナを象徴するガウディの代表作『サグラダ・ファアミリア聖堂』へ。
|
|
| |
| | ガウディの最後の傑作、『サグラダ・ファミリア聖堂』 今だに建設中で、内部はほとんど出来ておらず、まさに工事現場そのもの。完成は、100年後とも、200年後とも言われている。しかし未完成とはいえ、そのスケールの大きさはすごい。特に塔の高さには圧倒される。 塔の一つに登ってみるが、そこからのバルセロナの景色は圧巻。また、らせん階段の向きが途中で変わるのが、なんとも不思議だった。 上の写真は、『誕生の正面』
|
|
| |
モンセラート
サグラダ・ファミリア聖堂を見たあと、モンセラートへ。 なだらかな丘陵に忽然と奇怪な姿を現すモンセラート山。 侵食された山は、奇怪で不思議な形をしている。 ここにある修道院に、伝説の「黒い聖母像」が安置されている。 |
| | |
| |
|
11月16日、英国航空にてロンドン経由で帰国するが、ロンドンが霧の為にバルセロナからの出 発が2時間半以上も遅れた。 ロンドンのヒースロー空港に到着すると、空港は大混乱で乗り継ぎ便にも間に合わず次の便に 振り替えてもらったが、日本到着後、自分の荷物が出てこなかった。
今までBAに2回乗ったことがあるが、2回とも荷物が出てこいとは、BAの荷物紛失率はこんな にも高いのか?
それにしてもBAの対応は悪すぎ。便が遅れて空港で乗れない人が大勢出ているというのに、 謝りもせず、当然とばかりに淡々としている。
出来ることなら、今後はBAには乗りたくない。
今回の旅行はツアー旅行という事で、移動は楽だし、ホテルやレストランを探すといった煩わし い手間も一切なく、ただ案内されるがままについて行くだけという至れり尽くせりの旅行だっ た。
非常に楽チンだったし、同じツアーに参加した人とも仲良くなれて、それはそれで良かったが、 その反面、現地スペイン人との接触や裏路地の散策など、現地の生活を感じとる機会がほと んど無かったのも事実であり、自分で苦労する事がなかった分、旅の印象自体は薄くなってし まった。
また、ツアーが38名の大所帯という事もあり、観光、食事問わず、それぞれの場面、場面での 時間的ロスもかなり大きかった。
そしてなによりも、自分のペースで観光する事が出来ず、行きたくても行けなかった所も多々あ ったのが残念だ。
やはり、現地で苦労しながらでも自分でコーディネートする個人旅行が、その国の生活や文化 を肌で感じ取る事ができ、結果としてより印象深い旅行なるのだろう。
それが旅というものだ。
とはいえ、イスラムとカトリックが融合した独特の文化に接する事が出来たのは、やはり非常に 貴重な経験ではあったが・・・。
|